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  3. 子供たちに届いた言葉「変わっていい」

今、子供たちにキャリア授業ということを行っています。キャリア教育の一環として、将来どういう職業に就きたいのかを見つめる授業です。

この授業の後で、子供達から感想文をいただけます。

今回は、その感想文(1学期分)から、子供達にどのような言葉、話が響いたのかをAIテキストマイニングを使って分析してみました。(個人を特定するような言葉は含まれていません)

最初の図および2枚目の頻度グラフは、子供たちの文章から単純に単語を抜き出しその検出頻度を文字の大きさで表したものです。次の図は、それをベースに、単語1つ1つに言葉の重さ(重要度)をAIが判断して掛け合わせスコア化したものです。

スコア別では、

  • 夢や目標は変わっていい
  • 夢や目標を持つ
  • 協力する
  • 心の扉を開く
  • 夢は叶う
  • 友達を見つける

という言葉が上位にきています。

当方からは、夢は叶う。夢を叶えるためには、目標を持って努力することが大切!また、ゲームを通して協力することの大切さに気づいてもらっているので、その辺りの言葉は子供たちに狙い通りに響いていることがわかりました。

ところで、分析してみて意外な言葉が子供に響いていたことがわかりました。「変わる」という言葉です。授業の中で「夢や目標は変わっていいんだよ」ということも話ししていますが、これは意図的に話しをしたわけではなく、自分の夢や目標が変わっていっていたために話をしたことです。

子供たちは、職業ということを一生に一度のこととして大きなできこと、ターニングポイントとして重く考え過ぎていたのかもしれません。「変わっていいんだよ」ということで少し肩の荷がありて少し気軽に考えられるようになったのでないでしょうか。

また、3枚目の階層的クラスタ分析では、協力(一人で考えない)することが大切→夢や目標を持つことが大切、それらは変わってもいい→自分ができることを考える、学ぶ→将来の職業につなげる

という階層ができていることがわかります。

就職するにはまだ少し時間がある子供たちですが、夢を叶えるために、目標を持って学校生活を送り、好きな事に打ち込んでほしいと思います。