静岡大学教育学部附属浜松中学校3年生と伴走型LT、探究授業

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静岡大学教育学部附属浜松中学校3年生と伴走型LT、探究授業を5月から約半年間続け、いよいよ発表会を迎えました。

「より良い社会を創るとは」を全体テーマとして、伴走した学生グループが選択したテーマは「不登校問題」。

ニーズに対する解決策を考え「イメージ改善活動の必要性」「学校以外の選択肢としての居場所づくり」を行うことを行動指針と決めました。

まずは探究活動の進め方を考える(コンセプト)から始めて、目標は「不登校の課題や解決策について理解し、自分たちでできる具体的な行動を見つける」「不登校の理解」としました。

現状課題調査はWebや学内オンラインアンケートなどを実行し、これまで自分たちが思っていた現状とかなり異なる現実がわかりました。

次に市場調査、ニーズの把握としてフリースクール体験や教育委員会でのヒヤリング、大学生との意見交流会などを実施し、この中からニーズを把握しました。

学生達はこのLT活動から主体的に協調的に考え課題を解決してくことを体験し、社会や大人と触れ合う経験は普段の授業では味わえない貴重な機会となり、きっと忘れることのない学習機会となったと思います。

今後高校、大学、社会へと進む学生達はこれからも同様な探求を何度も体験することでしょう。その時々で今回の経験を思い出して、社会課題を自分ごととして捉えてくれるようになってほしいと思います。


そして、伴走した当方にも大きな学びがありました。今回学生達が提案した行動指針のうち「居場所づくり」については伴奏者として責任を持って引き継いでいきたいと思います。


 LT:全体のテーマ(共通テーマ)を「よりよい社会を創るとは」と設定し,そのテーマに対する自分の答え(最適解)を見つけていく。具体的な活動としては,「はままつ地域」を探究活動のフィールドとし,地域で活躍する人々や,地域の問題の解決に向けて活動している人々などと協働していく。その中で,自分たちでできそうなこと,自分たちがなすべきことを見いだし,「課題(共通課題)」をグループで設定し、地域の職業人との対話を通して,現代社会の文脈の中で,見通しをもち問題解決を進めていく。